梅仕事(うめしごと)のやり方が知りたい!おすすめの梅仕事(うめしごと)からポイント、注意点まで解説!

初夏の限られた時期にのみ楽しめる「梅仕事(うめしごと)」ですが、いざ始めようと思っても、適した梅の選び方や失敗しないための手順に迷う方は少なくありません。
本記事では、初心者でも取り組みやすい定番のメニューから、必須の下準備、完成後の保存方法まで、具体的なポイントを解説します。
基本のプロセスを正確に把握し、梅仕事(うめしごと)を楽しみましょう。
- 梅仕事とは
- おすすめの梅仕事
- 梅仕事をする際のポイント
- 梅仕事後の保存のコツ

梅仕事(うめしごと)とは?

初夏の訪れとともに熟す梅の実を収穫し、自家製の保存食に加工する手仕事を梅仕事(うめしごと)と呼びます。
5月から6月頃の限られた時期にしかできないため、季節の移り変わりを感じられるイベントとしても親しまれています。
初心者でも手順を正しく踏めば、失敗なく美味しい梅の加工品を完成させられます。
梅仕事(うめしごと)といっても様々な楽しみ方ができるため、本記事で紹介する梅仕事(うめしごと)の内容を参考に、ご家庭で実践してみてください。
おすすめの梅仕事(うめしごと)5選を紹介!

梅仕事(うめしごと)には、伝統的な梅干しから手軽に作れるシロップまで豊富なレシピが存在します。
初めて挑戦する方は、用途や好みの味に合わせて仕込むメニューを選んで挑戦してみましょう。
熟度に応じた梅の使い分けを理解すると、加工品の仕上がりをさらに高めることも可能です。
ここで紹介するおすすめの梅仕事(うめしごと)は以下の5つです。
- おすすめ①|梅干し
- おすすめ②|カリカリ梅
- おすすめ③|梅シロップ
- おすすめ④|梅エキス
- おすすめ⑤|梅みそ
おすすめ①|梅干し

おすすめの梅仕事(うめしごと)1つ目は、「梅干し作り」です。
梅干しを作る際には、完熟梅を使うことをおすすめします。
そうすることで、ふっくらとした柔らかな食感をより楽しみやすくなります。
▼材料
- 梅(完熟梅)
- 塩(天然塩がおすすめ)
- 梅を漬けるための容器
- 消毒用アルコール
- 梅酢(あれば)
▼作り方
- ①梅干しの重さに対し、18~20%の塩用意
梅干しにしたい梅の量を測り、その18~20%程度の量の塩を準備します。
例えば、梅を500gで作るとした場合には、塩は90g用意します。
塩はできれば天然塩を使うことをおすすめします。 - ②生梅を水で洗う

塩の量を測り終えたら、梅を水洗いします。 - ③容器の消毒
梅を漬ける容器は、除菌用のアルコールスプレーを使用するなどして、しっかり除菌しておきます。 - ④梅に塩を揉みこみ、容器に入れていく

梅を塩に漬け込む際に、梅酢を用意できる場合は、表面に梅酢を漬けることをおすすめします。
梅の表面に梅酢をつけることで、塩がまぶされたのと同じ状態になります。
梅酢がない場合には、この工程は省いても問題ありません。
次に、梅の表面に天然塩を揉みこみます。
表面に擦り込むようにして、小さな傷ができるくらい揉みこみましょう。
この際に、ヘタの部分も忘れず揉みこんでおきましょう。 - ⑤残りの塩をふりかけて、容器を密閉する

梅を空気に触れさせないようにすることが成功のポイントになります。
そのため、容器はしっかりと蓋をして、空気が入らない状態にして保管します。 - ⑥直射日光の当たらない場所で1ヶ月以上保存し、その後天日干しする

1ヶ月程度経つと、梅酢が上がってきて梅が漬かります。
梅が漬かっている状態になったら、天日干しをして、梅干しの完成です。
おすすめ②|カリカリ梅

おすすめの梅仕事(うめしごと)2つ目は、「カリカリ梅」です。
カリっとした食感が楽しめる、おやつやおつまみに最適な梅仕事(うめしごと)です。
カリカリ梅を作る際には、その食感を楽しむために青梅を使いましょう。
▼材料
- 小梅(500g)
- 卵の殻(1個分)
- お茶パックの袋
- 塩(50g)
- 梅酢(45g)
- ジップロック(Lサイズ2枚)
▼作り方
- ①青梅をアク抜きする

水を張ったボウルに、青梅を浸し3時間程度置いておきましょう。
アク抜きが終わったら、水分をしっかり飛ばしておきましょう。 - ②ヘタを取り除く

ヘタは爪楊枝などを使用して、くりぬくように取り除きましょう。
残ったままにすると、苦みが出て仕上がりを左右する原因になります。 - ③卵の殻を準備する
卵の殻をお茶パックの袋に入れます。
卵の殻は、生卵を割って、600Wの電子レンジで1分加熱し、薄皮を剝いたものを用意しておきましょう。 - ④ジップロックに青梅を入れる

梅が重ならないようにジップロックに入れましょう。
この際に、重なることを防ぐため、梅500gに対してLサイズのジップロックを使用することをおすすめします。 - ⑤ジップロックに梅酢と塩を入れる

梅酢を入れることで殺菌作用を期待できます。
梅酢がまんべんなく行き渡るように、しっかりとなじませましょう。 - ⑥卵の殻を入れ、空気を抜いてジップロックを閉めたら、二重に重ねる
梅酢と塩がしっかり全体に行き渡ったら卵の殻を入れ、ジップロック内の空気をしっかりと抜き、密閉して口を閉じます。
上からジップロックを二重に重ね、卵の殻が下面になるように保管します。 - ⑦重しを載せて、冷蔵庫で2週間保管して完成

保存の際は、ジップロックの上から重しを乗せましょう。
重しを乗せたまま、冷蔵庫に入れます。
しっかり梅酢を行き渡らせるために、毎日ひっくり返し、2週間保存したら完成です。
おすすめ③|梅シロップ

おすすめの梅仕事(うめしごと)3つ目は「梅シロップ」です。
梅シロップは、炭酸や水で割るだけで、お子さんでも楽しめる夏にぴったりの梅仕事(うめしごと)です。
疲労回復のためにも取り入れやすいため、ぜひ実践してみてください。
梅シロップを作る際には、完熟梅を使用することをおすすめします。
▼材料
- 完熟梅(500g)
- はちみつ(500g)
- 黒酢(100g)
- 漬け瓶(2L容器)
▼作り方
- ①梅をサッと洗い、水気を取る

梅を洗ったら、しっかりと水気を取ります。
水気が残ったままだと、梅が腐る原因になるので、しっかりと水気を拭きとるか、自然乾燥させましょう。 - ②瓶に梅・はちみつ・黒酢を入れる

水気を取った梅を瓶に詰めていきます。
その上から、はちみつ・黒酢を入れましょう。 - ③瓶のはちみつと黒酢をかき混ぜてなじませる

マドラーなどを使用して、瓶の中のはちみつと黒酢を混ぜ合わせていきます。
液体に漬かり切っていない梅があっても、後々水分で漬かるので、この時点では心配しなくて大丈夫です。 - ④冷蔵庫で2週間保存して完成

しっかりと瓶を密閉したら、冷蔵庫で2週間程度寝かせます。
序盤に梅が液体に漬かり切っていない際には、瓶を振ったりはちみつ黒酢を回しかけてあげるのもおすすめです。
おすすめ④|梅エキス

おすすめの梅仕事(うめしごと)4つ目は、「梅エキス」です。
梅エキスは、青梅の搾り汁を長時間煮詰めることでできる健康食品です。
疲労回復や風邪、腹痛などに効果がある万能薬として知られています。
梅エキスを作る際には、青梅を使用しましょう。
▼材料
- 青梅(1~2kg)
- ホーロー鍋もしくは土鍋
- ジューサー
▼作り方
- ①ヘタ取りした青梅を水に1時間漬けてアク抜きする

初めに、青梅のヘタを爪楊枝などで取り除き、アク抜きを行います。
梅が漬かるくらいのたっぷりの水を鍋やボウルに用意し、その中に梅を入れます。
1~3時間程度漬けて置いたら、アク抜きは完了です。
アク抜きができたら、水切りをしてあげましょう。 - ②青梅をすりおろす
アク抜きが完了したら、青梅の果汁を搾るために実をすりおろします。
まずはまな板2枚で梅を挟むように力をかけ、実を割ります。
実を割ったら、タネを取り除き、果肉をジューサーにかけて果汁を搾りだします。
ミキサーを使用すると、果肉の部分も粉砕してしまうため、果汁のみを搾るためにジューサーを使用してください。
搾った果汁は、酸に強いホーロー鍋か土鍋に入れておきましょう。
ジューサーがない場合には、おろし器ですりおろして、手ぬぐいなどを使用して、果汁を搾りだしても大丈夫です。
写真のようにすりおろした果肉を手ぬぐいで包み込み、手ぬぐいの上から搾ることでも抽出可能です。 - ③果汁を煮詰めて完成
果汁が搾れたら、鍋を火にかけて煮詰めてしていきます。
はじめは中火〜強火で加熱し、沸騰したら弱火〜中火に切り替えます。
ヘラを使って適度にかき混ぜながら煮詰めていきます。
煮詰める時間の目安としては、青梅2kgで30分〜1時間程度です。
煮詰めていくと、画像のように黒っぽくとろみが出るようになります。
とろみが出始めたら、火を止めて余熱に切り替えましょう。
なべ底が焦げ付きやすいので、ヘラでかき混ぜながらさらに煮詰めます。
ある程度冷めてくると、下記画像のようにヘラで掬い上げられる程度にとろみが出てきます。
梅エキスは冷めると固まってしまうため、その前に瓶に移して完成です。
おすすめ⑤|梅みそ

おすすめの梅仕事(うめしごと)5つ目は、「梅みそ」です。
梅みそは酸味の中にコクがあり、様々な料理に活用できるので作っておくだけで便利な食品です。
梅みそは青梅でも、完熟梅でも作れるので梅が手に入った際には、ぜひ作ってみてください。
▼材料
- 青梅(200g)
- 味噌(200g)
- はちみつもしくは砂糖(140g)
- 容器
- はかり
- キッチンペーパー
▼作り方
- ①青梅を洗い、水気を取る
はじめに青梅を水洗いして、ペーパーを使って水気を取ります。
水気が取れたら、ヘタを爪楊枝などで取り除きます。 - ②梅とみそを容器に入れ、はちみつを上から加える
梅・みそ・はちみつは、10:10:7の比率で用意し、タッパーや瓶などの密閉できる容器に入れましょう。 - ③容器内の材料を混ぜ、青梅を加える
容器に味噌とはちみつを入れたら、混ぜ合わせます。
混ぜていくと、だんだんトロっとした感触からサラサラとした感触になります。
サラサラの状態になったら、下記写真のように梅を容器に並べて行きましょう。
並べられたら、容器の蓋をして密閉します。 - ④冷暗所で1週間以上保管して完成

冷蔵庫などの冷暗所で保管したら梅み所の完成です。
途中で梅酢が上がってくるので、保存中は時々混ぜてあげましょう。
混ぜる際の目安としては、1週間に1回程度混ぜれば大丈夫です。
完成した梅みそは、冷蔵庫で保管を行いましょう。
梅仕事(うめしごと)をする際のポイント

梅仕事(うめしごと)を行う際には、いくつか守るべきポイントがあります。
基本的な扱い方を間違えると仕上がりの質が大きく変わります。
事前の注意点を押さえ、梅仕事(うめしごと)を楽しみましょう。
- ポイント①|梅仕事(うめしごと)直前まで水洗いしない
- ポイント②|ヘタをきちんと取り除く
- ポイント③|青梅の場合はアク抜きを行う
ポイント①|梅仕事(うめしごと)直前まで水洗いしない
まず、梅仕事(うめしごと)を行う直前まで水洗いをしないことを徹底しましょう。
水気がある状態では、その部分からカビが発生する原因となります。
水気を拭きとったとしても、吸収した水分によって腐食が進む可能性も大いにあります。
そのため、水洗いは梅仕事(うめしごと)の直前までしないようにしましょう。
水分を排除する意識を持つことが、長期保存を実現するための最初のステップとなります。
ポイント②|青梅はヘタをきちんと取り除く
梅の実の根元についているヘタは、梅仕事(うめしごと)の前に確実に取り除いておきましょう。
ヘタを残したままにしておくと、調理した際に苦みにつながったり、仕上がりを左右する原因となります。
梅仕事(うめしごと)の前には、爪楊枝を使うなどしてヘタを取り除いておきましょう。
ポイント③|青梅の場合はアク抜きを行う
青梅を使って梅仕事(うめしごと)を行う際には、アク抜きを必ず行いましょう。
アク抜きを行わないと、梅仕事(うめしごと)をした際に渋みやえぐみが残るなど、梅本来の風味を保ちづらくなります。
アク抜きは、梅がひたひたになる程度の水をボウルや鍋に用意して、梅を浸し、1〜3時間程度置いておくことで完了します。
アク抜きを終えたら、しっかりと水気を切ることも忘れずに行いましょう。
梅仕事(うめしごと)後の保存のコツ

せっかく梅仕事(うめしごと)を行っても、その後の保管方法を間違えると短期間で劣化が進む要因にもなります。
長期間にわたっておいしい状態を維持するために、適切な保管ルールを守って保存しましょう。
- コツ①|直射日光を避ける
- コツ②|温度変化の少ない場所で保管する
コツ①|直射日光を避ける
梅の保存容器を設置する場所を選ぶ際は、太陽の光が直接当たらない環境を最優先で確保してください。
直射日光に含まれる紫外線は、梅の色味や香りが衰える原因となります。
透明なガラス容器を使用している場合は特に光の影響を受けやすいため、いっそう注意が必要となります。
コツ②|温度変化の少ない場所で保管する
梅仕事(うめしごと)後、より長持ちさせるためには、温度の変動が少ない場所を選んで保管しましょう。
特に夏の時期に高温多湿の環境へ容器を置くと、内部発酵でガスが発生する場合もあります。
最悪の場合には、容器の内圧が高まって蓋が吹き飛んだり、カビが一気に繁殖したりする可能性もあります。
こうした事態を避けるためにも、低温環境で保管することを徹底してください。
まとめ

梅仕事(うめしごと)は、いくつかのポイントを押さえることで、初心者でも楽しむことができます。
手作りの梅仕事(うめしごと)は、塩分や糖分の量を自分の好みに合わせて細かく調整できる点も大きな魅力です。
本記事で紹介した内容を参考に、ぜひご家庭でも梅仕事(うめしごと)に挑戦してみてください。

