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記事: 特筆すべき梅酢の栄養素と、その効果

特筆すべき梅酢の栄養素と、その効果


梅酢は梅ボーイズで人気の無添加調味

フルーティな酸味と塩味が特徴で色んな料理との相性が良く、身体に嬉しい多彩な栄養素が含まれています!

この記事では、梅酢に含まれる栄養素と、それぞれの成分が持つ健康効果について詳しく解説します。

 

【この記事でわかること】

  • 梅酢に含まれる主要な栄養素

  • その栄養素から得られる健康効果(疲労回復など)

 

梅酢とは?

素材は梅と天日塩と紫蘇だけ。

梅干しを作る際にできる、梅の栄養素がぎゅっと詰まった無添加エキスです。

肉料理、魚料理、梅酢ご飯、ドレッシング、梅酢ドリンクなど様々な使い方ができ、特にイチオシは梅酢唐揚げ。

クエン酸でお肉がジューシーになり、梅酢の塩味で味が決まります。

無添加で美味しい調味料として、1年に4万本以上売れている大人気商品です。

 

 

梅酢の栄養素とは?

ここでは、梅酢に含まれる栄養素についてそれぞれ解説します!

① クエン酸
② 梅ポリフェノール
③ ミネラル(カリウム・マグネシウム)
④ ビタミンE
⑤ 梅リグナン(シリンガレノール)
⑥ 有機酸(リンゴ酸・酒石酸)
⑦ レクチン様分子

 

栄養素①|クエン酸

梅の中にはクエン酸が100gあたり約4~5gも含まれており、クエン酸が多いと言われているレモンと同程度の含有量を誇ります。

栄養素②|梅ポリフェノール

梅の中には100gあたり約250mg含まれており、ポリフェノールが多いと言われているブルーベリーに勝る量です。

梅のポリフェノールは梅ポリフェノールと呼ばれ「エポキシリオニレシノール」など梅特有の成分が豊富です。

栄養素③|ミネラル

梅にはカリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

100gあたり約200mgの含有量は、ミネラルが多いと言われているオレンジと同程度になります。

栄養素④|ビタミンE

梅の中には100gあたり約1.5mg含まれており、ビタミンEが豊富なブロッコリーの約2倍の含有量となります。

栄養素⑤|梅リグナン

梅の中には100gあたり約50mgのリグナンが含まれています。

梅のリグナンは梅リグナンと呼ばれ、「シリンガレシノール」など梅特有の成分が豊富です。

栄養素⑥|有機酸

梅の中には、リンゴ酸や酒石酸などの有機酸が豊富に含まれています。

100gあたり約1gの含有量は、リンゴの約3倍の量となります。

栄養素|レクチン様分子

梅特有の栄養素であるレクチン様分子が含まれています。

レクチン様分子は、細菌やウイルスの表面にある「糖」にくっつき、病原体を素早く発見して体を守るための手助けします。

 

梅酢の栄養素から得られる健康効果

ここでは、梅酢に含まれる栄養素から得られる健康効果を解説します!

① 疲労回復
② 整腸効果
③ 高血圧予防
④ ダイエット効果
⑤ 老化防止・美肌効果
⑥ 糖尿病予防
⑦ ウィルス感染予防

効果①|疲労回復

クエン酸は、乳酸の蓄積を抑えることで疲労回復に役立ちます。

健康な大人を対象にクエン酸2700mgを入れた飲み物を1日1回、28日間飲んでもらう実験を行った結果、クエン酸を摂取した人はそうでない人と比べて、疲れを感じにくくなり、緊張や退屈、イライラがやわらいだことが報告されています。(出典:薬理と治療2007年7月20日発行vol.35 no.7)

加えてマグネシウムは神経機能を支えることでストレスを軽減し、梅ポリフェノールは細胞の回復をサポートします。

(参考文献No:1 ~ 7)

 

効果②|整腸効果

クエン酸は、腸内を酸性にすることで

・善玉菌の増殖を助ける

・悪玉菌の増殖を抑える

という2つの整腸効果があります。

腸の働きを活発にし、便を柔らかくする作用や、腸の粘膜を健康に保ち、栄養吸収を助ける作用があり自然の便秘対策として役立ちます。

(参考文献No:8, 9)

 

効果③|高血圧予防

カリウムは余分なナトリウムを外に出し、血圧上昇を抑える効果があります。

下の図より、カリウムを多く摂取するほど血圧上昇を抑えられていることがわかります。

pic_salt_03.png

画像引用元:新潟ウェルネス|一般社団法人 新潟県労働衛生医学協会

加えて、クエン酸は血液循環をサポートします。

(参考文献No:10 ~ 12)


効果④|ダイエット効果

クエン酸は代謝をアップして脂肪燃焼をサポートします。

下の図より、ウォーキング運動の際にクエン酸を摂ると、クエン酸無しの場合と比べて脂肪燃焼の割合が高くなることがわかります。

また、梅酢に含まれるポリフェノールには脂肪の吸収を抑える働きがあります。

(参考文献No:13 ~ 17)

 

効果⑤|老化防止・美肌効果

梅ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、老化の原因となる酸化ストレスを軽減します。

さらに、ビタミンEや梅リグナンの一種であるシリンガレシノールも紫外線ダメージから肌や細胞を守ります

下の図からも、梅は他の野菜と比べて抗酸化力が高いことがわかります。

(参考文献No:18 ~ 28)

 

効果⑥|糖尿病予防

クエン酸は、血糖値の上昇を抑制し糖尿病予防をサポートします。

下の図は、米飯200gと一緒にクエン酸が含まれるレモン果汁を摂った場合の血糖値変化を調査したもので、クエン酸により血糖値の上昇が抑制されていることがわかります。

さらにポリフェノールはインスリン(血糖値を下げる働きをするホルモン)がうまく働くように助け、血糖値を安定させます。

また、血管の健康を維持することで、糖尿病に関連する合併症のリスクを軽減する効果も期待されています。

(参考文献No:29 ~ 34)

 

効果⑦|ウィルス感染予防

梅リグナンの一種であるシリンガレシノールはピロリ菌の働きを抑え、特に胃がんの感染リスクを軽減させることが報告されています。

下の図は、シリンガレノール濃度によるピロリ菌の動きを調査したもので、シリンガレノール濃度が上がるほどピロリ菌の働きが抑えられていることがわかります。

さらに、梅酢に含まれるレクチン様分子や梅ポリフェノールはインフルエンザの感染を防ぐ働きがあります。

(参考文献No:35 ~ 42)

 

まとめ

梅酢に含まれる豊富な栄養素と、その栄養素がどんな効果をもたらしてくれるのかを紹介いたしました。

美味しく、色んな料理に使えるだけでなく、私たちの身体にも優しい梅酢を、日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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