梅の収穫から梅干しが出来るまで
どうも、梅ボーイズの山本です。
今は仙台三越さんで販売中です。
今回は
梅干しが梅農家によってどのように作られているのかを
写真多めで投稿します。
収穫
以前もお伝えしましたが、
梅干し用の梅の収穫は、「落ちた梅」を収穫します。
この方が梅干しにしたときに皮が柔らか~くなるんですね。
そして、梅の栽培はその多くが斜面にて行われています。
急なところも多いです。。。
斜面を転げてきて意図的に作ったたまり場に
梅を集めて網を使って収穫します。
最近は網ではなく、写真のようなちり取りみたいなのが流行りです。
収穫した梅はコンテナに入れられて、「モノラック」というジェットコースターみたいな乗り物によって運ばれ下山します。
このモノラック、子供のころから気にせず呼んでいましたが今思うと
「物が楽になる」からモノラックなのですかね?(笑)
塩漬け
収穫したらその日のうちに塩漬けしなければいけません。
完熟した梅は腐りやすい。
1t~3tのタンクで梅を漬けていきます。
天日干し
塩漬けした梅は1か月くらいすると、梅酢(梅のエキス)に漬かってきます。
こうなると漬け工程は完了で干し作業に移ります。
「ザラ」と呼ばれる薄い板に梅をすくって並べていきます。
並べ終えると天日干し作業です。
ハウスの中でしっかり干します。夏場はハウスの中は50℃を超えるので倒れそうな暑さです。梅干しをつまみながら熱中症対策です。
選別
干し終わった梅は「白干し梅」と呼ばれます。
この状態の梅干しを1つ1つ手作業で選別をします。
この作業はなかなかスポットライトが当たりませんが、重要な仕事です!
サイズ、傷の有無だけでなく「柔らかさ」が重要なので手作業で行います。
梅ボーイズの「うめひかり」が柔らかいのは、この作業があってこそなんです。
左は僕のおばあちゃん。
出荷
選別された白干し梅は、加工会社さんに卸します。
この先の商品化と販売は全て加工会社さんの仕事です。
「梅干しって梅農家さんが作ってると思ってた!」と
言われる方が多いですが、
農業と平行しながら最後まで加工・販売するのも大変ですからね。
逆に、和歌山以外の地域では
1農家さんあたりの生産高が和歌山と比べてそんなに多くないので
最後まで加工している農家さんが多いです。
梅ボーイズは、
この後の二次加工の工程を全て無添加で行うことを梅農家さんに約束しています。
実家が梅農家だし、まずは梅農家が喜ぶ梅干しを作りたい気持ちでやっています。
意外に知られていない梅の世界いかがだったでしょうか。
そのうちみなべ町にも1万人呼べるようなイベントつくりたいなあ。
1万人でつくる梅干しとか(笑)
ぜひ一度、梅ボーイズの梅干しを見てみて下さいね。