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就職せず梅干し屋を始めた理由

こんにちは、
今日は山本将志郎として投稿させて頂きます!

第一章

第一の内定先を辞退

去年の春頃に遡ります。
僕は就活の真っ只中でした。

企業を選ぶ軸は「日本を変えられる存在になれるかどうか

 面接では、

「日本を良くしていきたいんです!」
「坂本龍馬になりたい!」

とかそんなことを話していました。

 そんな中、ある企業から内定を頂きました。
魅力ある会社で内定をもらったときは
入社する気満々でしたが、

ある方から

その会社に入ってどういう成長を目指しているのか?
という問いをもらって

それが1か月ほど真剣に考えるきっかけとなりました。
というか研究室もさぼって家に引きこもり悩み続けました(笑)

 僕がその会社に魅力を感じていた点は、

若い時から壮大なスケールの仕事が出来て、
国にインパクトを与えられるリーダーへと成長できそうだからでした。

実際、社員さんの多くは日本のGDPを上げることを目標に掲げていました。

スケールの大きい仕事をすることが本当に今、自分にとって大切なのか?

悩み抜いた挙句、

早急に規模を求めるよりも、
自分が幸せにしたいと認識できる人たちが幸せになる社会を徐々に広げていきたい!

と考え内定を辞退することを決めました。

「一度入社したら箔がつくよ!」
「後からでも別の企業に入れるじゃん!」

など周りからは散々反対されましたが、

後で保険が効くからという理由で決断したくなかったです。

今でもこの幸せの範囲を小さいところから広げていくという考えは変わらないし、あの時、決断出来ていて本当によかったと思っています。

仮にあのままもし進んでいたら
僕の性格上、すぐ調子に乗ってドラマに出てくるエリート的存在のちょっと嫌なやつになってたんじゃないかと思っています(笑)


第二章

・でもやっぱり就職

内定は辞退しましたが

就職する選択肢しかまだ持ってなかったです。

次に選んだ会社はリクルートでした。

自分自身の幸せ、目の前の人の幸せを実現する」という所が顕著に感じ、入社を決意しました。

社内では人生のお手本にしたいという方々に沢山お会いしすごい会社だなあって感じました(2018年6月)

この時、僕は自分の信念を言語化し明確にしました。

「自分の心に従い、実現したい人・組織・社会に基づいて決断すること。そして伝えて喜びを分かち合うこと」

この信念に沿って行けば
日本の将来を共に考えられる熱い想いを持った仲間を得られる

さらには、自分が信じる方向へ日本を導けるのではないかと思って決めました。
 今でもこの考えは変わらないし、「あの時信念を明確にしてからの成長がそれまでと桁違い」に感じています。


第三章

・そして梅干し屋へ

信念が明確になって半年、僕は梅干し屋になりました。

内定から半年間、この信念に沿って行動し感じたことは、
『この信念の上で生きていくなら自分自身の「熱」が最も大事そうだぞ?』
ということ。

では、自分が一番熱を持てる分野は何なのか?

悩みに悩んだ結果、

「地元が梅の生産地で家族や知り合いが梅農家」

ということは自分にとってかなり大きかったです

梅干し屋として梅農家の人々を幸せにすること、それが今の目標です。


第四章

・目的と覚悟の大切さ

決断から約8か月、
梅干し屋をやってみて
たまにひどく落ち込むことがあった時や

凄い人に会って、自分の力量との差にとてつもない差を感じて悩んだりしたときは
やっぱり就職しとけば良かったのかな?
という考えが頭を過ります。

でも、最終的にはいつも
「あの時就職しなくて良かったな」という思考に至ります。

あの時仮に
「まあ成長するために一度会社に入ろう。」
という覚悟で働いていたのと
一度トライして完全に行き詰ってから

「会社で働いて○○な力を何が何でも手に入れる」
という覚悟で働くのでは得られるものが全く異なると思うからです。
完全に行き詰ってから打開策を考えればそれでいいんじゃないかと思います。

本当に必要に感じないと本気になれないんです。
今はあらゆるところで梅の希望が見えているので、このまま突き進みます。

 もしどうしても行き詰った場合はリクルートに土下座して修行させてもらいます。(ガチで)

という事で

8月8日に株式会社うめひかり

を設立しました。

梅の世界はもちろん農業界全体の希望となる会社ですので皆さまお見知りおきを。

8月8日ってなんか梅っぽいですよね。

   

ちなみに、「就職しないこと」を決断して一番最初に嬉しかったことは、
他ならぬリクルートの人事の方が応援してくれたこと。

やっぱりいい会社だなあ」と感じ、将来的になにかしら恩返しがしたいです。

1度梅干し食べてみてね!

最後に当時の就活写真を貼っておきます。 

自撮り感(笑)