記事: 【2025年】雹被害により農園の南高梅「9割」に傷。
【2025年】雹被害により農園の南高梅「9割」に傷。

2025年4月初旬に降った雹(ひょう)により、南高梅の産地、和歌山県みなべ町では大きな被害を受けました。
実際に梅ボーイズ農園でも約9割の梅に傷がついており、今年収穫する梅は傷が多く、収穫量も減少する見込みです。
本記事では、梅産地である和歌山県の現状について、お伝えします。
▼この記事で分かること
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雹による梅への影響について
雹が降った時期、強さ
3月下旬〜4月初旬に、日本一の梅産地である和歌山県のみなべ町や田辺市で雹が数回降りました。ひどい日には視界を遮るほどの雹が降り、プラスチック製の雨除けを貫通するほどの威力でした。
傷の被害
激しい雹によって多くの梅の実に、大小様々な傷がつきました。今は小さい傷でも、実の成長と共に一緒に大きくなっていくため今後さらに目立ってきます。
着果率について
激しい雹の影響で、傷がつくだけでなく、枝から落ちてしまった実もあります。
4月25日にJAが行った調査によると、主産地であるみなべ町の着果数は、過去10年平均比の67%となり、例年よりも不作傾向であることが分かっています。
雹被害の範囲と被害額
今回の雹害による被害は広範囲に及び、みなべ町・田辺市を含む8市町、約4,231ヘクタールに及びました。
被害額は約47億1,200万円と発表されており、今後の気象や病害虫の発生状況によってはさらに被害が拡大する可能性もあります。
※参考:読売新聞、紀州田辺うめ振興協議会
SNSでも解説しています。
Xでも今年の雹被害について発信しています。最新情報はこちらをご確認ください。
今年は本当に梅が足りません。
— 山本将志郎@梅ボーイズ (@umeboys_2019) April 28, 2025
でも頑張って生き残ってくれた梅ちゃんを大事に育てます。 pic.twitter.com/7dgsNgswA3
⚫️傷があっても問題なし!青梅でうめしごと!
今年の梅には傷が多くなってしまうということがご理解いただけたでしょうか、、?
でもご安心ください!
梅酒や梅シロップ、梅ジャム、梅エキスなどをつくる場合は、傷があっても味には全く影響ありません。

SNSで「今年の梅は傷が多い」と投稿したところ、
「傷があっても大丈夫、買います!応援したい!」というお声をたくさんいただきました。
ご家庭でうめしごとをする際にどの傷までつけていいのかどうかはこちらの動画で解説しています。これを見れば傷がある梅も最大限活用できます!
▼傷がついた青梅で作った梅シロップ
さらにカビなどが心配な場合は、加熱してジャムにすれば安心です。
酸味がしっかりある梅ジャムは、焼き菓子に添えると最高なんです。
⚫️美味しくて便利な梅チューブ!
梅ボーイズでは、傷のある梅は種を除いて練り梅に加工しています。梅干しと同じで、素材は梅と塩と紫蘇だけの無添加チューブ。
必要な量だけサッと絞って使えるので、おにぎりの具材はもちろん、料理にもおすすめ!
梅酢とセットのお得なお試しセットも販売中です!
また、料理家の今井真実さん監修の新商品「梅山椒」は、練り梅と和歌山特産のぶどう山椒を組み合わせた調味料。
梅の酸味と山椒のシビシビ感を米油がマイルドにし、お肉との相性抜群です。
梅ボーイズでは、これからも傷のある梅を使った美味しい新商品開発を進めます。
新商品は随時発信していきますので、お楽しみに!
クラウドファンディングを実施します!
雹被害により傷ついた梅を生かすため、5月10日からクラウドファンディングを開始しました。
ありがたいことに開始24時間で1千万円以上の寄付をいただき、キャンプファイアーでの総合1位も獲得しました。
皆様からの期待に、より良い商品を作っていかなければいかないなと、改めて気が引き締まっています。
チャレンジ期間は7月まであるのでお力添えいただけると嬉しいです。
詳細はこちらからご確認ください。