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記事: 【最新情報あり】梅の不作について

【最新情報あり】梅の不作について

2024年は南高梅の歴史上一番の凶作年と言われました。
2025年の現状についてもご説明いたします。

【2025年の梅の状況について】
4月上旬に降った度重なる雹の影響で多くの梅に傷がつき、今年も凶作になってしまいました。
梅ボーイズの和歌山農園でも、約9割の梅が雹に当たって壊滅的な状況です。
全国の梅の生産量の半分以上を占める、みなべ町・田辺市全体で同様の被害が起き、被害額は現時点で約47億円と発表されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b47b0f66ae1b1fa94d6a9154d63641ad545169c2

▼梅ボーイズ農園の梅の様子


今後の最新情報は、随時こちらの記事を更新していきます。

本件についてのメディア関連のお問い合わせは
「umehikari.pr@gmail.com」
へのご連絡をお待ちしております。


▼2024年記事
今年は暖冬の影響で梅が大不作と言われています。
実際、私たちの農園でもその影響を受けており、今年の収穫量は減少する見込みです。
梅産地である和歌山の現在の状況について、お伝えします。


⚫︎なぜ不作なのか?

 今年は暖冬により、例年より23日ほど早い梅の開花となりました。
開花が早すぎたことで多くの花が不完全な状態で咲き、実が激減しました。
また、南高梅は自家受粉できないため、他の品種の花粉をミツバチにより運んでもらうことが必要です。
梅農家は、開花直前になると養蜂家さんからミツバチの巣箱を借りてきて畑に置き、ミツバチに受粉を手伝ってもらいます。
開花が早いと、開花後もまだ寒いためミツバチの活動が活発化しないことなどから受粉がうまくいかず、結実しにくくなり、不作となる可能性が高くなります。

 


梅農家歴40年の方からしても、今年はこれまでの不作とは桁違いのレベルとのことです。
不作の原因が暖冬ということは、来年以降も同じ理由で不作が続く可能性があります。
梅ボーイズの農園では、収量が例年比で5割ほど減少する可能性が高いと考えています。
梅の収穫量が全都道府県の64%を占める和歌山県で不作が起きると、全国で梅の価格が高騰します。
JA紀南によると、南高梅の生産予想量は例年の約6割とのことです。


⚫︎暖冬に加えて、雹の被害も

 3月20日に和歌山県内で降った雹(ひょう)の影響で、膨らみ始めた梅の実に1ミリほどの小さな傷がいくつも付いてしまいました。
実が小さい段階では小さな傷であっても、成長するにつれて、傷は広がって大きくなります。
県内での被害額は13億6000万円余りにのぼるとされています。


 不作によりただでさえ少ない実に、雹による傷まで付いてしまったため、今年は傷のない梅は大変貴重です。

 さらに、今年はカメムシが大量発生しています。カメムシが大量発生すると、カメムシが梅の実の汁を吸ってしまいます。
吸われた箇所は傷みやすくなるため、梅の実の商品価値は大きく下がってしまいます。


⚫️傷があっても大きな問題なし!梅加工品もおすすめ!

 今年の梅には傷が多くなってしまうということがご理解いただけたでしょうか、、?
でもご安心ください。梅酒や梅シロップ、梅ジャム、梅エキスなどをつくる場合は、傷がある梅であっても味には全く影響ありません。

 梅ボーイズでは例年、「樹上南高梅(青梅)」を販売しています。
SNSで「今年の梅は傷が多い」と投稿したところ、「傷があっても大丈夫、買います!応援したい!」というお声をたくさんいただきました。
今年は、大きな傷ありの青梅も販売します。


ご家庭で漬ける際にカビに繋がる傷とそうではない傷の見分け方をわかりやすく説明する動画(こちら)を公開していますので、これを見れば傷がある梅も最大限活用できます。

心配な傷がある場合は、傷のある箇所を包丁で削いで取り除けば大丈夫。

さらにカビなどが心配な場合は、加熱してジャムにすれば安心です。
酸味がしっかりある梅ジャムは、焼き菓子に添えたりすると最高なんです。

梅ボーイズでは、傷のある梅は種を除いて粗く潰した梅チューブに加工しており、今年はスパイス・オイルとあわせて新商品を開発するなど、廃棄が発生しないよう工夫します。
新商品については改めてお知らせするので、お楽しみに、、!