【8/2追記】ピュア・ソルト社の天日海塩について

▼経緯
弊社で販売しておりましたピュア・ソルト社の天日海塩において、成分表示に誤りがある可能性を7月9日にお客様よりご指摘頂きました。
弊社では関係各所と協議を行い、その結果7月18日より販売を見合わせ、事実確認を行っておりました。
ピュア・ソルト社への問い合わせ、そして弊社独自に日本エコテック株式会社、塩分析機関にて、成分分析と問い合わせを行った結果を報告します。

▼参考情報
◎成分分析の結果（2024年7月30日）
・食塩相当量は98.4ｇ（商品表記は 91.4ｇ）。
※検査結果の無断転載禁止

◎顕微鏡観察の結果
・塩分析機関による顕微鏡観察の結果、精製塩（精製して塩化ナトリウム純度を高めた塩）とは結晶の形が違う。
▼精製塩（サイコロ状の結晶）
▼ピュア・ソルト社天日海塩（大小の不揃いな結晶）
※顕微鏡画像の無断転載禁止

▼塩分析機関への問い合わせで分かったこと
①一般的に、食塩相当量は塩の水分量による影響を大きく受ける。
②塩の乾燥度合いによって食塩相当量（NaCl）が変動する。
⇒同じ塩でも水分を飛ばす（しっかり干す、焼き塩等）と食塩相当量は大幅に上昇する。
③水分量の変化による、ミネラル含有量の変化はない。

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※8月2日追記
梅ボーイズ独自でピュア・ソルト社以外の塩（平釜塩）を塩分析機関へ、追加検査に出しました。

・商品をそのまま検査→食塩相当量92.04g
・追加乾燥後に検査→食塩相当量99.18g
（成分表示上は91.4g）

▼商品をそのまま検査
▼追加乾燥後に検査

よって実際に、天日海塩だけでなく、他の塩でも乾燥度合いによって食塩相当量が大きく変化することが明らかとなりました。
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▼上記の結果を受けまして
・梅干し作りに天日海塩を使用した場合に、梅干しの出来具合に悪影響が出ることはございません。美味しい梅干しに仕上がります。
・2015年にピュア・ソルト社で検査していた結果と大きく変わった理由は水分量の減少だと考えられます。
・顕微鏡検査と現地見学をした方々へのヒアリングにより、ピュア・ソルト社の製造方法に虚偽は認められませんでした。
・表示している食塩相当量は正しく改める必要があり、ピュア・ソルト社の検査結果と成分表示の変更を待ちます。

▼最後に
今回の騒動で、梅干しの出来上がりを待っていた皆様を不安にさせてしまったことをお詫び申し上げます。
今後弊社において、販売する商品に対して成分表示の正誤の確認体制を強化します。

またピュア・ソルト社の天日海塩の販売につきましては、ピュア・ソルト社の検査体制が整った段階で再販売の予定です。